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CISA(公認情報システム監査人)合格への道:効率的な勉強法、試験対策、教材選びを徹底解説

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CISA(Certified Information Systems Auditor:公認情報システム監査人)は、情報システム監査、セキュリティ、コントロールに関する高度な知識、技能、経験を持つ専門家であることを証明する国際資格です。IT監査の分野でキャリアアップを目指す方にとって、非常に価値のある資格ですが、試験範囲が広く、合格は容易ではありません。この記事では、CISA試験の概要、効率的な勉強方法、試験対策、おすすめの教材などを詳しく解説し、合格への道のりをサポートします。
私自身も監査法人に所属している際に、ITの仕事をすることがあったことを機に取得しています。
中途求人をチェックするとわかるのですが、CISAは他のシステム監査系の資格に比べて明らかに需要があり、給与も高い傾向にあるため、取得難易度は高いですが、非常におすすめの資格です。

CISA試験の概要

CISA試験は、以下の5つのドメインで構成されています。

  1. ドメイン1:情報システムの監査プロセス (The Process of Auditing Information Systems) (21%)
  2. ドメイン2:ITガバナンスとマネジメント (Governance and Management of IT) (17%)
  3. ドメイン3:情報システムの取得、開発、導入 (Information Systems Acquisition, Development, and Implementation) (12%)
  4. ドメイン4:情報システムの運用、保守、サポート (Information Systems Operations, Maintenance, and Support) (23%)
  5. ドメイン5:情報資産の保護 (Protection of Information Assets) (27%)

試験は四肢択一問題が150問、4時間で実施されます。
合格基準は、200点から800点のスケールドスコアで、450点以上が合格となります。

CISA試験の難易度

CISA試験の合格率は、公式には発表されていませんが、一般的に40%~50%程度と言われています。
難易度が高い理由としては、以下の点が挙げられます。

  • 試験範囲が広い: ITに関する幅広い知識が求められる。
  • 専門用語が多い: 情報システム監査特有の専門用語を理解する必要がある。
  • 英語での受験が基本: 日本語での受験も可能だが、英語の教材が多いため、ある程度の英語力が必要。
  • 実務経験が重要: 試験問題は、実務経験に基づいた内容が多い。

効率的なCISA試験勉強法

  1. 学習計画を立てる: 試験範囲を把握し、各ドメインの学習時間を配分する。
  2. インプットとアウトプットを繰り返す: 教材を読み込むだけでなく、問題集を解くことで理解度を確認する。
  3. 過去問を繰り返し解く: 出題傾向を把握し、時間配分を意識する。
  4. 苦手分野を克服する: 苦手な分野は、重点的に学習する。
  5. 最新情報をチェックする: IT業界は変化が早いため、最新の情報を収集する。
  6. 模擬試験を受ける: 実際の試験に近い環境で問題を解き、時間配分や回答の正確性を確認します。

おすすめのCISA試験対策教材

  • CISA Review Manual (公式教材): ISACAが発行している公式教材。試験範囲を網羅している。
  • CISA Review Questions, Answers & Explanations Database (公式問題集): ISACAが発行している公式問題集。
  • Abitus (アビタス) のCISAプログラム: 日本語教材、講義、模試などが充実している。
  • TACのCISA講座: 日本語教材、講義、答練などが充実。

CISA試験当日の注意点

  • 時間に余裕を持って会場に到着する: 遅刻すると受験できない場合がある。
  • 本人確認書類を忘れない: 受験票、写真付き身分証明書などが必要。
  • 電卓は許可されたものを使用する: 関数電卓など、使用できない電卓もある。
  • 問題文をよく読む: 問題文の意図を正確に理解する。
  • 時間配分に注意する: 全ての問題に解答できるように、時間配分を考える。

CISA資格取得後のキャリアパス

CISA資格を取得すると、以下のようなキャリアパスが考えられます。

  • IT監査人: 企業や組織のITシステムを監査する。
  • 情報セキュリティマネージャー: 情報セキュリティに関する戦略立案、体制構築、運用を行う。
  • ITコンサルタント: ITに関するコンサルティングサービスを提供する。
  • 内部監査人: 企業内部の監査部門で、ITに関する監査を行う。
  • リスクマネージャー: ITリスクの評価、対策を行う。

まとめ|CISA合格は計画的な学習と継続が鍵

CISA試験は難易度が高いですが、計画的な学習と継続的な努力によって、合格は可能です。
この記事で紹介した勉強法や教材を参考に、自分に合った学習スタイルを見つけ、合格を目指してください。

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フリー会計士(IT、クリエイター)
フリーランスの会計士 ITエンジニアやクリエイターとしての側面を持つ 経理業務に飛び込みたい未経験者、会計士としてのキャリアに迷ってるそこのアナタ、、、 仲間たちを導くために日々情報発信中・・・!
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